[サ]

[シ]
ジェルトリュド(人名・男性)
マルグリット大公。青みがかった茶色の髪に水色の瞳。
ベアトリスら姉妹の父であり、カンタン王妃ソフィーの兄。
物腰は一見穏やかだが、くえないタイプ。
元は自ら軍を率いる武人系の人間だが、落馬事故で負傷し今は前線に出ることはない。
ジェルマン伯爵(人名・男性)
アンドレ・ジェルマン。カンタン王国の貴族。怪しげな雰囲気の美青年。
元は王城に仕える拷問吏だったが、伯爵令嬢を籠絡して婿養子に入り現在の位を得る。
それに飽きたらず、バティストを罪に陥れ、且つ彼を秘かに監禁し彼の継ぐべき財産を要求して、趣味と実益を兼ねて痛めつけていた。
ジャン=バティスト(人名・男性)
ジャン=バティスト・カルネー。金の髪にやや褐色がかった金の瞳。
カンタン王国の有力貴族カルネー公爵の嫡男。
火薬マニアの変わり者で最近は錬金術にも手を出しているようである。
彼の父は先々王の弟であるため、王位継承者の一人として王城に招かれ、その途上で賊に襲われ身を寄せた山賊の村で知り合ったミミに一目惚れ、後に求婚。
…要するにエリックの恋敵、しかもなかなか強力。
私的補足私的補足1.5
ジュリエット(人名・女性)
ジュリエット・ブラン。黒い髪に黒い瞳。
カンタン王国の王城の女官の一人で、城に潜り込んで女官になったミミと同室で、友達になった。
近衛隊副隊長だったセルジュの妹。
おっとりしているが芯は強く、そしてなかなかの美少女のようである。
兄が謀反人として追放された後も王城で勤務、ジャン=バティストの滞在中はバティスト付きの召使いとなる。
シルト(地名)
クロティルドの西部、ゲルプ地方にある砂漠地帯。 オアシスの村々に各部族が居住している模様。
[ス]
スキュジア(国名)
東方にある国。現在のクロティルド王妃はこの国の出身らしい。
スザンヌ(人名・女性)
ベルテに仕える老女。
ベルテの親の代から仕えていたようで、ベルテに付き従いマルグリットからカンタンまでもついてきている。
元貴族の使用人として気位が高く、ベルテの夫のボドワンを野蛮人と馬鹿にしていた。
ベルテがエリックを預っていた際は”いけすかないぼっちゃん”呼ばわりしていたようだが、好き嫌いは許さない代わりに毒味は不要と保証してくれるなど、貴族の家に仕えてきただけあってしっかりしてるというべきか。
ちなみに独身。生涯純潔を通すと誓っているらしい。
スダン地方(地名)
カンタン王国カルネー領内の一地方(マンド地方の北東、ソランジュ地方の東)。
鉱山のある鉄と鍛冶の街で、温泉も出るらしい。
前領主が反乱を起こした後は暫定的にジャン=バティストの管理下におかれている。
前領主の娘ナタリーが十八歳になったら引き継ぐ予定。

[セ]
セシル(人名・女性)
ミミの母。故人。
ミミによく似た明るく強い女性であったという。
従兄のラファエルと結婚してミミを産んだが、夫は兵役にとられ帰らぬ人となる。
後に、村に立ち寄った当時の王太子ロドルフ、現国王ギヨーム三世と恋仲になり、フィディルを身籠もった。
しかしフィディルを産んだ年の冬には亡くなった。
ポールの初恋の人でもあり、バティストには”絶世の美女”と伝えられていた。
セドリック王(人名・男性)
カンタン王国の過去の国王の一人。ギヨーム一世やカルネー公爵の父。故人。
疑り深い王で、カンタン王城に隠し通路を造り、家臣たちを監視していた。
髪も目も金ではなかったため髪を染め目にガラスを嵌め、カンタン王の伝統にふさわしい金髪金目を持つ第一王子を殺害したという。
セヴラン(人名・男性)
1)エリック・セヴランのこと。カンタン宮廷関係者はエリックをそう呼ぶことが多い。
参考→エリック
2)セヴラン王。カンタン王国建国の王。
太陽の勇者、太陽王と称される。
勇者の血を継ぐ者として、カンタンの代々の王は金髪に金の目を持つ者がふさわしいとされてきた。
セリマ(地名)
クロティルドの地名。
セルジュ(人名・男性)
セルジュ・ブラン。黒い髪に黒い瞳。黒い剣に、装いも大抵黒。
フィディルを村から連れ去り王城に連れてきた実行犯(?)。
カンタン王国の近衛隊の副隊長で元々は第一王子セヴランの側近。
後に第二王子フィディルの従者・教育係になったが、王位を狙う陰謀に加担した罪で投獄。エリックに逃がされて放浪の身の上となる。
それでもエリックに仕えることを諦めておらず、エリックが王位につくことを強く望んでいる。
ミミの女官仲間だったジュリエットの兄でもある。
私的補足私的補足2
[ソ]
ソフィー(人名・女性)
エリックの母。カンタン王国の現王妃で、マルグリット大公の妹。
クロティルド国王と最初の結婚をしてエリックを授かるも、他国の姫を宮廷に迎えたことで息子を連れて故国に戻り離婚。
しばらく精神を病むが、数年後カンタン国王と再婚。
本人は至って控えめで目立たないが、ミミの母セシルと並んで物語の根幹に関わる女性といえようか。
ゾフィー(人名・女性)
カンタン王妃ソフィーのクロティルド語での名。
参考→
ソフィー
ソランジュ(人名・女性)
カルネー公爵の奥方。赤みがかった金髪に緑色の瞳。
見る人に女神を思わせるほどの、美しい女性。
元々はカルネー領城下の歌姫で、お忍びで来ていたカルネー公爵と恋に落ちて、結婚。
年齢差は五十もあるのだが、作品内では他の追随を許さない爆走アツアツカップルである。
バティストが恋をしたというミミのことは大層気に入っている。
ソランジュ地方(地名)
カルネー公爵の直轄領。
名前の由来は公爵の若き奥方の名。
かつてはラン地方という鄙びた土地だったが、結婚の際に妻に最も美しい土地を捧げると誓って、街と城を建設した。
その美しさは、カルネー公爵の妻への愛情と、公自身の財力と権力の象徴。

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