[カ]
ガスパール(人名・男性)
クーの父親。故人。
元は『血のガスパール』と呼ばれた山賊の団長で、引退した後も山賊の手本として語り継がれるほど有名だった。
足を洗った後はレーモン山脈の土地を開拓し、レーモン村を建てて村長に。
情に篤く懐の深い、大人物であったらしい。
山中でクロティルド王国の兵に襲われ死去。
カミーユ(人名・女性)
カンタン王国王妃ソフィー付きの化粧師。黒っぽい髪に濃い顔立ちの美人。
外国人で、召使いではなく客人として王宮に仕えている。
舞踏会での謀反の時にクロティルド人の恋人を城内に手引きしたことを当時拷問吏だったジェルマンに知られ、利用される。
カルネー公爵(人名・男性)
ステファーヌ・フィリップ・カルネー。金髪の色味を若干残した白髪に、金の瞳。
先々代王の弟(つまるところ元王子?)で、カンタン王国の三分の一もの広大な領地を持つ、王国一の実力者。九十歳になる今もなお衰えることなく権力を掌握している。
若き時分(…?)は理想の乙女を求めて数多の女性を口説き落とし、子供や孫は数え切れないほどいるが、それらは全て愛人関係で、七十近くになって城下町で出会った歌姫・ソランジュと恋に落ちて初めて正式に所帯を持つ。
以降ソランジュ一筋で、五十歳ほどの年齢差もものともしないラブラブぶりである。
嫡出子は、一人息子のジャン=バティストのみ。
私的補足
カンタン王国(国名)
マルグリット公国とクロティルド王国、二つの大国に挟まれた小国。
カンタン王家は太陽の勇者の子孫と言われている…が別に不思議な力を受け継いだりとかはしてない(それだと違う話になりそうだ)。
金色の髪や瞳はカンタン王家の血を引くものの特徴で、王位を継ぐのは金髪に金の目の王子がふさわしいという伝統がある。
[キ]
ギー・ギー(人名・男性)
元は『赤目のギー・ギー』と呼ばれた山賊で、ギー・ギー団の団長。
まだまだ少年なのだが、コンスタンタンの父親でもある(12歳のときに結婚したというが妻の年齢は不明)。
アジトを襲われ妻を失ってから、足を洗う決意をし、子供と子分を連れてレーモン村に身を寄せるが、しばらく後、村長のガスパールが死に、誤解されてクーに親の仇と狙われていた。
現在は誤解も解け、レーモン村の村人として、クーともうまくやっている様子。
ギーゼン自治領(領地名)
カンタン王国南部、クロティルド王国の間にある、自治領の一つ。
アルロンと同じく治安が良くないらしい。
ギヨーム一世(人名・男性)
ギヨーム三世の先々代のカンタン国王で、カルネー公爵の兄。故人。
恐らく金髪、黒い瞳。王子時代の名はロドリグ。
カンタン王の伝統的容貌から外れているため弟のステファーヌ・フィリップが王位につくことが有望視されたが、その弟の後押しにより即位。賢王と呼ばれたという。
ギヨーム三世(人名・男性)
現カンタン国王。金髪に金の瞳。王太子だった頃の名はロドルフ。
エリックの義理の父、フィディルの実父。
王太子だった頃に留学先からの帰途で負傷し身を寄せたアメデ村で、ミミの母セシルに恋をしたが、結局一人で王城へ戻ることとなり、即位後、マルグリット公国のソフィーと結婚。
その連れ子のエリックにはセヴランという名を与え、実の子同然に育てたというが…。
[ク]
クー(人名・女性)
クー・ガスパール。元山賊でレーモン村村長だったガスパールの娘。赤い髪に赤い瞳。
父親亡き後、レーモン村のリーダーとなり、ギー・ギーを親の敵としてつけ狙うが、本当は憎からず思ってもいた。
嵐の日の山中で城を追われた後のセルジュと遭遇し、拾って面倒を見ていたりも。
やや惚れっぽいところがあり、セルジュに惹かれていたようだが、今はギー・ギーとうまくやっているらしい。
クリスチャン(人名・男性)
ベアトリスの最古参の部下であり、武術の師匠でもある老人。
ベアトリスの身代わりになったエリックを容赦なく指導。
クレア
ミルレーユがいつも連れ歩いている布人形。
3巻表紙では堂々とセンターに陣取っている(笑)。
縫い目も拙く綿の入り方も不均等…と、ベルテの不器用な愛情のこもった手作りの品で、ミルレーユの大のお気に入り。
クロティルド王国(国名)
カンタン王国の東にある大国。
現国王はカンタン王国の先代の王の姉の子、つまりカンタン王国の現国王のいとこで、目下王位継承権を主張中。
つまるところ、カンタン王国を侵略したがっている。
ちなみにクロティルド語はマルグリット語と違って、カンタン王国では普通に通じない。
グントラム(人名・男性)
リヒター・オーゲルシュタイン・グントラム。少なくなった頭髪に白髭の老騎士。
立派な紋章入りの鎧兜を持ちながら、アルロンの傭兵街の酒場で飲んだくれている。 正義の騎士を標榜し、大袈裟な言動で周囲を騒がせることも。
元はクロティルドの全軍を率いるほどの軍人で、ラードルフを騎士として育てた人でもあった。
過去の過ちにより立場を捨て隠遁生活を送っていたが、王子としてクロティルドに向かうエリックに付き従う。
[ケ]
ゲラ市(地名)
アルロン自治領内の街。行政府のあるところ。
ゲルプ地方(地名)
クロティルドの辺境の地。国境の守りを担う軍隊の駐屯地がある。
ここに配属されたということは左遷されたということらしい。

[コ]
コモ湖(地名)
カンタン王国カルネー領内。
湖畔にはスダン地方の領主だった女男爵デミが幽閉されている。
ちなみに、3巻でマンド地方の小領主であるボドワンの処置に関する話で”国境沿いの、コモ湖の砦”という単語が出てきているため、マンド地方にあるものと思われるが、4巻内には”コモ地方”という言葉も出てくるので、隣接する地方の一つかもしれない。
コレット(人名・女性)
マルグリット公国の第三公女。ベアトリスの異母妹。
思慮深く賢そうな、おとなしめの少女。
アニェスと同じく長姉ベアトリスを敬愛していて(どうも男性の基準がベアトリス以上らしい…)、ベアトリス失踪時はエリックを身代わりに立てるため自らの髪を切ってかつらをつくったほど。
コンスタンタン(人名・男性)
ギー・ギーの子。
人見知りが激しいというか、強い人にしか懐かない赤ん坊。
しかしミミに抱かれても平気。強さの判断基準は謎。

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