『鏡のお城のミミ』用語/私的補足・エリックのこと
2004.05.08作成
2004.07.04修正
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生まれたばかりの頃に父母は離婚して、クロティルドからマルグリットへ移って、おそらくそのままマルグリット宮廷で3歳くらいまで育って、それからベルテのいた修道院に預けられ、その後母の再婚によりカンタン王国へ。
この経歴のどこをどう見ても、最低でも貴族としての生活をしてきたはずだが、それにしてもあの口の悪さは何なんだろう(笑)。
0〜3歳の間では悪い言葉の覚えようもないし、それまで一緒だったと思われるベアトリスはまともな言葉遣いだし、ベルテがそんな悪い言葉教えるはずはないというか、そもそもあまり口数が多そうでもないし、カンタン王国では…世話係のマリアンヌは格式張らないタイプのようだけどそれにしてもマリアンヌとの会話ではそういう言葉は出ないだろうし、セルジュはいつから一緒にいたのか知らないけど彼は尚のこと堅いタイプだし。
どこでそんな言葉遣いを覚えたのか…最有力はマルグリットですかね、ベアトリスの妹たち、誰一人としてエリックの口調に驚かないし。
- 王位継承権を放棄したのみならず、王族としての身分も地位も捨てミミについてきたエリック。
ジャン=バティストには「平民のエリック君」と揶揄されるように、はっきり言ってただの人なんですが。
そのくせ、当然のようにバティストもポールもボドワンも果てはカルネー公まで平気で呼び捨て。
トマさんだとか、普通の村人には丁寧だから躾は必ずしも間違ってはいないけど。
一応ポールなんかはエリックのことをわざわざさん付けで呼んでくれてるのにねえ。
口が悪い、のみならずかなり偉そうだよなエリック。
自分の立場わかってるのかな…まあ、そういうとこも含めてエリックらしいんですが。
- ベアトリスがエリックを夫になる男と思って育ったのと同じように、エリックもベアトリスを妻とするつもりで育ったはずで。
コレットじゃないけど、剣の修業とか王になるための勉強とか、少しはベアトリスの為にとか、ベアトリスに認められたいとか、そういういう気持ちがあったんでしょうかねー?
お互い恋愛感情かというと微妙なところの関係でそこまで来たんでしょうけど、婚約解消にあたって、彼には彼なりの感慨もあるようでしたねえ。
- カルネー公の娘やら孫やら、大勢の女の子に迫られて逃げるエリック(4巻参照)。
しかし間に合ってるとは何がだ?エリックよ(笑)。
経験がどうもないらしいのは…ま、去年までベアトリスと婚約してたんだし、あの強い女性に結婚前に手が出せたとは思えない上浮気なんか絶対許さないだろうから、当たり前か。
しかし1巻ではミミを襲いかけて、結局最低の行為を思いとどまって頬にキス、なんてかわいらしいことをしてますが、本当のところ最低の行為ってのは何をしようとしたんだろうと思う。
下世話な話ですが。
ベアトリス様と一緒で、噂好きなんで許してください(笑)。
- エリックはだいたい、性格はかなり短気だなあと。
途中からかなり優しい感じになってますが、ミミも比較的短絡的で意地っ張りなところがあるから、最初の頃は喧嘩シーンは事欠かなかったですね。
…才能があるとか何とか言われてたけど、王には向いてないかもな。
フィディルの方がよほど分別があるような気がする。
エリックは現場向け、最前線向きだと思う。
- それにしても…ミミも奥手と言われてはおりますが、エリックも十分奥手ではなかろうかと。
というかねえ…5巻でのベアトリス様のお怒りがよくわかる。
一緒にいたいとかあんたさえ傍にいればいいとか触れるだけで癒されるとか思わせぶりなセリフを吐き(もっともミミには全く気持ちが伝わってないが)、5巻では直接手を出したりまでしているにも関わらず、好きとか愛してるとか本当にこれまで一回も言ってない…ちょっと呆れたな。
言っても友達の好きと誤解される可能性はあるが、それでも、回りくどいことやってないで一回くらいはっきり言っておけば良かったのに。
だいたいあんなややこしい状況(5巻参照)で口説かないでも、二人きりで旅をしてきて、何をするにも機会はいくらでもあったろうに…。
っと、また下世話な話になってきたな(笑)。
- ベアトリス様とエリックはよく似ているらしい。
しかし17歳にもなって、女装して見破られないってのはどうなんだろう。
少なくとも本人は全く嬉しくないだろう。
けれどそれならば、エリックも結構優男系の美形であろうと思われるのだが(というか女顔?)、本文の記述ではそれほど美男子とは言われてない、気の毒なことに(笑)。
「真面目な顔をすればなかなかの美形」(4巻より)くらいが最高に褒められてるところか?
ベアトリスに関してはあらん限りの言葉で持ち上げられているのに。
…ま、ベアトリス様の方が圧倒的に美しいであろうことは否定しないけど。
- 実の父であるクロティルド王は、現国王ギヨーム三世のいとこであるという。
系図を辿ればエリックの祖母がカンタンの姫だったことになるので、だったら一応エリックもカンタン王家の血を引いてることになるのですが(ただ、女性が王位を継いだ例がない、という話もありますし、女系の親族は無視されているのかも)。
というか…一応カンタン、他にクロティルド、マルグリットと、これでもかってくらい王家の血を詰め込まれてる彼ですが、どうしてこう地で品がないのか…(結局言いたいことはそこに行き着くわけだ)。